口々に呪っている
人は他人を呪っている
空は大地を呪っている
海は空を呪っている
人は人でなくなり
空はたちまち鈍色になり
波は徐々に凪いでくる
風は火を呪っている
火は水を呪っている
水は風を呪っている
吹き消してやるように
掻き消してやるように
乾き切ってしまうように
それぞれの呪いをかけて
それに負けて消えゆく
口々に呪っている
いつ果てるとも分からずに
空いた時間に作家だよ。統合失調症という「才能」が綴る世界
口々に呪っている
人は他人を呪っている
空は大地を呪っている
海は空を呪っている
人は人でなくなり
空はたちまち鈍色になり
波は徐々に凪いでくる
風は火を呪っている
火は水を呪っている
水は風を呪っている
吹き消してやるように
掻き消してやるように
乾き切ってしまうように
それぞれの呪いをかけて
それに負けて消えゆく
口々に呪っている
いつ果てるとも分からずに
コメント
タイトルが呪いとは、独特の詩ですね。
たまには怖い作品も興味があります。
パンダさんのその日は恐怖に満ちていたのでしょうか?
はい。今回はお察しの通り大分調子の悪い時期に書いたポエムです。こう波がありましてそれに合わせてこういう雰囲気の作品になりました。でも体は健康を取り戻しつつありますのでご心配有りませんように。お願いします。