その姿は
どこか儚げで
ひどく美しい
沈む定めと知って
浮かび上がるのか
空を眺めていた
私の眼
視線を落とすと
水鳥がいた
湖の静寂を切って
羽ばたくのか
浮かぶ波紋
水上に消え
落ちる水滴
虚空に舞い
その姿は
いつか終わる
命と知らず
どこか儚げで
ひどく美しい
その雄飛は
地平線上にもはや
落ちようとする
あの陽の高さに重なって
私は眩んで
眼を閉じ
いつのまにかに
とわに消え去る
空いた時間に作家だよ。統合失調症という「才能」が綴る世界
その姿は
どこか儚げで
ひどく美しい
沈む定めと知って
浮かび上がるのか
空を眺めていた
私の眼
視線を落とすと
水鳥がいた
湖の静寂を切って
羽ばたくのか
浮かぶ波紋
水上に消え
落ちる水滴
虚空に舞い
その姿は
いつか終わる
命と知らず
どこか儚げで
ひどく美しい
その雄飛は
地平線上にもはや
落ちようとする
あの陽の高さに重なって
私は眩んで
眼を閉じ
いつのまにかに
とわに消え去る