これじゃないんだなぁ
見たかったもの
はっきりと
くっきりと
見えるもの・・・
新しい花が咲いて
憧れた春が来て
それでもやっぱり
自嘲してる
別れの季節でも
あるんですね
いやだ やだやだ
「いつかまた会いましょう」
その響く声は
春のそよぎに
連れ去られ
舌打ちしたい
邪魔な暖かさに
包まれて
積もり積もった
雪が消えていく
どうして どうして?
「サヨナラ」
この言葉だけが
ここにずっと
残っているんだろう?
春はきっと冷たくて
教えてはくれない・・・